さってとしがす㈱
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 天然ガスはどうやって、お客様のお宅まで届くのでしょう?
天然ガスは液化され、専用タンカーで安全に効率よく運ばれます。
●日本は、アメリカ・ドイツに次いで世界で3番目の天然ガス輸入国です。

日本は、国内の天然ガス生産量が天然ガス消費量の4%たらずであるため、残りの96%をLNG(液化天然ガス)として海外から輸入しています。
輸出量 ( 国別 )
輸入量 ( 国別 )
●天然ガスは長い旅をして、都市ガスとなって、お客様の家庭へ届きます。
天然ガスの鉱床は地下数千メートルの所にあり、断層によってできたクボミなどにたまっています。天然ガスを掘り出すまでには、地形や地質の調査や、ためしに掘る「試掘」をした上で本格的な採掘を行ないます。
天然ガスの種類にはガス田から直接産出する「構造性ガス」
油田や原油と一緒に産出する「随伴ガス」
石炭鉱から産出する「炭鉱ガス」などがあります。
ガス田でとれたガスは、まず硫黄などの不純物を取り除きます。これでクリーンなエネルギーとなります。このガスを-162℃まで冷やすと液体(LNG)になります。このLNGをタンカーに積んでいよいよ日本へ向けて出発です。
LNGタンクには地上式と地下式があります。-162℃と超低温のLNGを貯蔵するため、タンクの内部は低温に強い特殊金属と保冷材で造られています。
地下タンクの場合は周囲の土が凍ってしまわないようにタンクの底と外側にヒートフェンスと呼ばれる設備を施します。
LNGを運ぶタンカーのタンクは、超低温に耐え、温度変化による伸縮や外からの熱に耐えられる特別な材料の金属でできています。
LNG船には海外から日本へ大量のLNGを運ぶ大型の外航船と、国内の基地から基地へLNGを運ぶ内航船があります。
日本に着いた液化天然ガス(LNG)はLNG受け入れ基地のタンクに貯蔵されます。
 LNG受入基地の設備

①気化設備
-162℃のLNGが流れるパイプに海水や温水などをかけて暖め、液体のLNGを気体に戻す設備です。

②冷熱利用プラント
-162℃のLNGの冷熱は、食品の冷凍保存や液体窒素、ドライアイスの製造などに有効利用されています。

③付臭設備
天然ガスは本来、無色無臭なため、ガス漏れの際に気づかれるように敢えて「ニオイ」をつけて送り出されます。

④熱量調整
LNGは産出されたガス田によって成分構成に多少の差があるため、都市ガスとして定められた熱量にするため増熱用のLPGを加えたりして調整されます。
 さぁ、やっと一人前の都市ガスになりました。
これから長いガス管を通ってお客様のお宅や産業分野などで大活躍をするのです。
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